手洗いは大事!でもどうして大事なの?どういう石鹸を使えばいいの?
コロナウイルス(COVID-19)の流行の結果、うがいと石鹸による手洗いの重要性が再認識されています。でも石鹸による手洗いはなぜ必要なのでしょうか?
ナチュラスサイコスのアロマティックハンドソープは天然素材でフローラル系の良い香りのする液体石鹸ですが、なぜこれが石鹸での手洗いに良いのかを、石鹸の意味から徹底解説します。
コロナウイルスのせいでインフルエンザが少ない?
2020年はコロナウイルスで大変なことになってしまいました。
そのコロナウイルスの流行の影で、興味深い結果が観察されています。2020年3月の時点で、インフルエンザの患者数が例年よりも少なかったのです。インフルエンザの流行するのは冬なのですが、2019年と比べて2020年は明らかにピークが回避されています。
この原因は、人々がコロナウイルスを恐れて手洗いうがいを日常的にするようになったからと言われています。
手洗いはCOVID-19の予防にも効果的ですが、インフルエンザの予防にも効果的であり、インフルエンザも毎年多くの罹患者を出し、死者もでる怖い病気です。コロナウイルスの流行が過ぎ去っても、この習慣は残しておくべきでしょう。

最も基本的な対策は石鹸で手洗い

ウイルスなどの感染症の予防方法は、昔から確立しています。それは石鹸でよく手を洗うことです。とはいえ、それほど昔ではありません。1840年代にハンガリーの医師センメルヴェイスは、産後に発熱が続く産褥熱による妊婦の死亡率の高さに着目し、医者が手を洗うことが死亡率を引き下げることに繋がることを発見しました。しかしこのことは、当時の医学界に受け入れられませんでした。手が汚いことは下層階級の証であり、上流階級である医師の手が汚いというのは、当時の人達にとって認め難かったのです。センメルヴェイスは医学界を追放されてしまいました。しかしその後顕微鏡などが発達し目に見えない細菌の存在なども発見され、センメルヴェイスの功績が見直されました。1890年には手の消毒は一般的になり、そして医師から一般人へと広がっていきました。
今では、手洗いは3種類に分類されます。
日常手洗い、衛生的手洗い、手術時手洗いの3つです。
- 日常手洗い
- 外出先から帰宅したときなどに一般家庭で行われる手洗いです。石鹸と流水で十分な場合がほとんどで、適宜アルコールなども使われます。
- 衛生的手洗い
- 食品加工や調理に携わる場合や医療現場などで要求されるもので、石鹸と流水による手洗いを2回行い、爪の間を爪ブラシなどで洗い、ペーパータオルで手の水分を取って、最後にアルコールで消毒します。
- 手術時手洗い
- 外科手術などで最も清浄度が必要とされるときに、皮膚の常在細菌の除去までも目的として行われるものになります。
日常生活の中で大切なのは、上記の3つの手洗いのうち日常手洗いとなります。家の外から帰ってきたときに石鹸による手洗いを習慣づけ、毎回20秒以上手をこすり合わせ、手のひら、指、手の甲、指の間、爪の間、手首などをきれいになるまで洗います。
コロナウイルスの危険性を恐れるあまり、怖いウイルスに対しては強い方法で対策だとばかりに、衛生的手洗いや手術時手洗いで要求されるようなレベル事をやろうとしたり、またそれを煽るような情報も見かけますが、それは良いこととはいえません。皮膚に存在する細菌はすべが有害なわけではありません。それをすべて取り除くようなことをしてしまうと皮膚があれてしまいます。また石鹸とアルコールで十分であり、その効果も認められているのに、特効薬を謳うあやしげな便乗商品に頼るのは理知的な行動とは言いかねます。
気休めや精神的満足のために意味のない過剰な行動をとることは良いこととはいえません。それよりも、日常生活の中にうがいと石鹸による手洗いをしっかり取り入れていくほうが大切なのです。

石鹸の値段の違いは効果が違うから?

日常的に使う石鹸となると、体に良くて快適なものを使いたいものです。そして実用的なものでなくてはいけません。
そもそもなぜ石鹸で手を洗うことが有効なのかというと、石鹸が細菌やウイルスを殺すのではなく、泡で包み込んで皮膚から剥がし、洗い流してしまうからです。そのため「流水」も必要なのです。また雑菌の餌となる汚れも取り除けます。そのため、実のところ石鹸というのは個体でも液体でも、また薬用と謳うものでもそうでなくても、その効果にはあまり差がありません。石鹸というのは、値段が10倍だから効果も10倍になるというものではありません。
ではなぜ値段差があるのかというと、一つには泡だてやすさです。固形石鹸を濡れたままおいておくと水に溶けやすい泡立て成分が溶け出ししてしまいます。小さな固形石鹸の泡立ちが悪いのはそのためです。
小さな泡立ちの悪い固形石鹸でも、根気よく泡を立ててよく手を洗えば、除菌という目的は達成されます。しかし、そのちょっとした作業が面倒だからなかなか日常の中に手洗いが普及しないのです。手洗いが良いことは誰もが知っているのに、明らかに手が汚れているのでなければついサボってしまう、20秒洗いなさいと言われているのに、手先をちょっと濡らしただけでやめてしまう。コロナウイルスのせいでインフルエンザが減ったというのはこういうことでしょう。でも精神論で責めてもしょうがないわけで、やらなければ罰を与えるというよりも、やったほうが報酬があるという方が、人間は効果的に行動します。そのため、高価な石鹸は、泡立てやすく、良い香りで、手を洗うのが楽しく気持ちよくなるようなものになっています。
「石鹸の香り」というと誰もが清潔で優しいあの香りを思い浮かべますが、実は石鹸そのものには匂いがありません。あの石鹸の香りというのは石鹸に練り込まれた香料の香りになります。なぜそんな事をしているのかというと、良い香りは気持ちが良いからです。手を洗うという行為を、気持ちの良いことと脳内で結びつけてしまうために、あの香りがついています。石鹸における香りというのは、それほどまでの効果があります。
天然成分のみのアロマティックハンドソープ

ナチュラスサイコスのアロマティックハンドソープは、泡が立ちやすくて手に優しく、フローラル系の良い香りのする、使っていて良い気分のする液体石鹸です。
原料は天然成分のみで、洗浄成分にはココナッツオイルの成分であるミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸のカリウム液体石鹸です。これに天然エッセンシャルオイルで香り付けを行っています。
- ● 軽くて甘い香りのラベンダー
- ● 木のぬくもりを感じる柔らかい香りのシダーウッドヴァージニア
- ● 上品で清々しいローズゼラニウム
- ● スーッとしたシャープでスッキリとしたユーカリグロブルス
- ● ソフトで甘いオリエンタルな香りのサンダルウッド
これらを液体ソープ用に新たに調香したもので、総合的に濃厚さが特徴的なフローラル系の香りとなっています。
これらの香料は天然素材のものになります。国内最大級の精油取扱い数を誇るアロマ、化粧品原料の専門店のナチュラスサイコスならではの調香のノウハウを石鹸にも活かしたものになります。
また、保湿成分としてはグリセリンを用いており、保存料は無添加です。
お使いの際は、適量を手にとって良く泡立ててご利用ください。
フローラル系の濃厚な香りで、手洗いを楽しく気持ちの良いこととして生活習慣の中に根付いていくことでしょう。
